本記事は、第43話、【狂乱編その8】。
タイ人嫁ちゃんとの結婚披露宴の前日、お義母さんの緊急入院…
元々、病弱だったこともあり入退院を繰り返していたが、まさかの今回のタイミングだった。
タイ人嫁ちゃんのご家族は、一日中病院でお義母さんに付きっきりだった。
特に、嫁ちゃんは結婚披露宴直前の準備もあったり、ほぼ不眠。
コンディションは、かなり悪かった。
そんななかで、結婚披露宴の当日を迎えた。
では、書いていこう。
借金という十字架で幸せどころかストレスを感じた結婚の誓い(嫁と会った回数14回目)
起床後、身支度を整えたtadは、タイ人嫁ちゃん一家と結婚披露宴会場のホテルに向かった。
ありがとう。
結婚披露宴のスケジュールは以下のとおりだ。
- 結婚式前のセレモニー 8時30分~8時45分
- タイ式結婚式 9時〜10時
- 中国式結婚式 10時30分〜11時30分
- 披露宴 19時〜21時
- アフターパーティー 22時〜
だいたいこんな流れだった。
タイ式結婚式前のお決まりのセレモニー
tadは、タイ式結婚式が結婚披露宴の始まりだと思っていたが…
先述したスケジュールに書いたとおり、
なんか、タイの結婚式前に、お決まりのセレモニーみたいなんがあった。
まぁ、簡単に言うと…
タイ人嫁ちゃんが、tadの登場をホテルの一室で待っているんやけど…
その部屋には嫁ちゃんの友達も10人ぐらい居る。
ほんで、友達が…
嫁ちゃんを渡さないぞ〜
と、tadの行く手を阻むんよね。
そんな妨害を押しのけて、嫁ちゃんの元までたどり着き、プロポーズするみたいなお決まりの流れがだった。
その妨害を押しのける際、嫁ちゃんの親族が、妨害する友達にお金を渡して(買収して)、妨害を解いてもらう。
まぁ、わけわからんよね。
tadもいまだによく解ってない。
日本では、見たことも聞いたこともないセレモニーやし…
というか、そもそも、こんなセレモニーが存在すること自体、全く知らなかったから、そのときはとにかく流れに身を任せた。
今思うと、めちゃくちゃやね。
なんやかんやで、タイ人嫁ちゃんのもとにたどり着き、tadがプロポーズしないとあかんってことやったので…
みなさんに分かるように英語で言わねば…
そんなことで…
Could you get married with me?
と、わけわからん英語を発したわけ。
てか、タイ語で準備しとけよって話やけど…
さすがにタイ人嫁ちゃんは…
OK!
と、(当たり前やけど…)二つ返事で快諾。
感動的なセレモニーの最中、tadは借金によるストレスで苦しむ
無事、ゲストのみなさんの面前で、結婚の誓約を交わしたわけね。
そして、tadと嫁ちゃんは、キングサイズのベッドに横になる。
なぜ?
なんか、結婚式の司会役みたいなおっさん(日本の結婚式でいうと神父みたいなポジションの人)が、色々とtad夫婦に質問を投げかけるんですな。
もちろん、タイ語で。
終始、tadの頭にはクエッションマークが浮かび続けたけど…
嫁ちゃんが要所要所で通訳してくれて、なんとなく流れは分かった。
目をつむって、何が見える?
そんな質問に対して…
嫁ちゃんはタイ語で何か言ってたが、何を言ってるか分からん…
tadは、この何を言っているか分からん質問の趣旨を雰囲気から、
『自分たちの夫婦生活における幸せな将来像について』
そんな感じの質問と思い…
嫁ちゃんと子ども2人で、仲良く暮らす姿が見える。
みたいなことを、とっさに答えたはず。
そんな感じで、司会役のおっさんと嫁ちゃんとのやりとりが2分間ぐらいあった。
ほんで、起き上がり…
司会役が、タイ人嫁ちゃんとお義父さんを向かい合わせて…
タイ語で何か言っている。
嫁ちゃんとお義父さんは司会役の言葉を聞き入り…
嫁ちゃんもお義父さんも涙ぐむ。
嫁ちゃん側のゲストたちも涙ぐむ。
そして、嫁ちゃんがお義父さんに何か言い、さらに感動は広がりをみせた。
tadおよびtad側のゲストたちは、ただただ、頭の中にクエッションマークがあった。
この辺が、言葉の分からん国際結婚の難しいところやなぁ〜とか思いながら…
まぁ、内容は全く分からんけど、見た感じの雰囲気で感動は伝わった。
それだけで十分かな。
しかし…
そんな感動的な雰囲気をtadは強烈に感じれば感じるほど…
借金のことを思い出すんやけどね。
おそらく、
これからは、tadさんと仲睦まじい幸せな夫婦生活を築いていきます。
みたいなことを嫁ちゃんは言ったはずだ…
そんな中、肝心のtadは…
(心の声)
借金あるから嫁ちゃんを幸せになんて、できひんがな。
tadの頭の中は…
このセレモニーを通じて、嫁ちゃんとの結婚によって、
- 夫婦になる幸せ
- 将来への希望
などなどポジティブな感激に浸るどころか…
- 借金を隠している罪悪感
- 借金が嫁バレしたときの(法的および倫理的な)責任
- 完済人に早くならんヤバイという危機感
そんなネガティブな感情が占拠していた。
朝9時の段階で、tadは、すでに借金というネガティブなパワーに打ちのめされていた。
しかし、この後、感動的な場面は何度も何度もあるため、その都度、借金という十字架を感じ、心をすり減らすtadであった。
結婚披露宴によって生まれる感動というポジティブなパワーは…
tadにとっては、借金というネガティブなパワーを痛感させる要因となったんよね。
まぁ…
全てはtad自身が撒いた種ゆえに、完全に自業自得やけど、しんどい。
借金を隠して結婚したら、こんな苦しみを背負うことになるんよね〜
さて、次回は、タイ式結婚式について書いていく。
✅2018年2月時点
借入残高・・・420万円(うち友達からの借金150万円)
積立預金・・・78万円
※増減なし
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コメント
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