本記事は、第67話、【破滅編その13】。
チェンマイ旅行の行程を予定通り実施し、いよいよバンコクに戻るため、チェンマイ空港に向かうってところから、書いていこう。
tadは、相変わらず、タイ人嫁ちゃんからのモラハラにより意気消沈していた。
楽しくないとかいう次元ではない。
次、嫁から何について口撃されるのか、構えている感じなので、気が抜けなかった。
こんな家族旅行って無いよね。
逃げるようにタイ人嫁の実家を出発する(嫁と会った回数28回目)
チェンマイ空港に向かう前に、近くの市場でサクッと夜ごはんを食べた。
どうでもいいけど、トイレまでの通路が恐ろしかったという…
でね!
帰りの飛行機の出発時刻は、行きと同様に遅い時間で、たしか21時ごろ出発だった。
そして、22時ごろ、予定通りドンムアン空港に到着し、車で嫁ちゃん自宅に帰宅した。
もちろん、帰宅までの間にタイ人嫁ちゃんに口撃されたことは言うまでもない。
というのも…
ドンムアン空港隣接の駐車場に駐車していた車まで、カートを利用し(大量の)荷物を運び、トランクに入れるんやけど、tadの要領の悪さがタイ人嫁ちゃんの目に付いたのか…
なんで、遅い!
子どもっぽいわ!
と、怒鳴られた…
しかも、車内で嫁ちゃんはカラオケクラブの客?である日本人と電話してるし…
旦那の隣で、嫁が男と電話してるのって、どないやねん?
俺なら、激怒するで。
いや〜、タイ人嫁ちゃんに離婚するか!?って迫られた以降、
もはや、どうでもええわ~って感じやったわ。
そうか…
まぁ、お前の人生やからな、俺はとやかく言わんけど…
公共交通機関を使って、ドンムアン空港に行くだけなのに…
帰宅後…
tadは、荷物の片付けを手伝おうとリビングに立っていると…
何してる!?
何もないなら、寝たら!?
と、なぜかキレ気味。
(心の声)
良かれと思ってリビングで待機してたのに…
タイ人嫁ちゃんの怒号を無視し、即行で寝室に行った。
翌朝…
関西空港行きエアアジア便の出発時刻は14時ごろなんで、ドンムアン空港には12時前に到着すれば問題ないのだが…
tadは、サッサとタイ人嫁ちゃんの実家を出発したかった。
完全に精神が参ってる状態やったんよね。
本来、タクシーを利用すれば、嫁の実家からドンムアン空港まで、約40分もあれば余裕で着くんやけど…
あえて、BTSやバスを利用してドンムアン空港に行くことにしたんよね。
早く脱出したいから…
ってなわけで、9時過ぎに嫁の実家を出発することにした。
身支度を整えたtadは1階のリビングに降りる。
すでにタイ人嫁ちゃんは起床しており、仕事中のお義父さんとなんか話していた。
何時にドンムアン空港行くの!?
お父さんの仕事が忙しくないなら、ドンムアン空港まで送ってあげるってよ。
そんなお義父さんの優しさ以上にタイ人嫁ちゃんからのモラハラが嫌だったtadは…
BTSとバスでドンムアン空港に行くから、もう出発するんで、大丈夫やで!
と、思い切って言った。
それを聞いたタイ人嫁ちゃんはタイ語で…
BTSとバスでドンムアン空港に行くんだって!
この人、貧乏人ね〜
みたいなことを絶対にタイ語で家族に向けて言ったのだ。
この発言を聞いた嫁ちゃんの妹たちは失笑で、お義父さんは困惑していた。
お義父さんからしたら、義理の息子がなんでわざわざ公共交通機関を利用してドンムアン空港に行くのか謎だったんだろう。
って、思ったはずだ…
そもそもね、車社会であるバンコク市民からすればバスを利用するって、おそらく貧しさの象徴みたいなところがあるんやと思う。
実際、嫁ちゃんや妹ちゃんたちはバスに乗った経験がほとんど無いみたいだったし…
まぁ、そんな嫁ちゃん一家のリアクションは無視して…
tadは勢いよく嫁ちゃんの家を出発したのよね。
玄関では、お義父さんだけが見送ってくれた。
tadは、
ザワッディーカップ
と、ワイ(タイ語で「合掌してお辞儀すること」)をして、お義父さんに挨拶し、お義父さんもワイを返してくれた。
そして、tadは駅に向かって歩いて行ったんよね。
このときの心境はしっかり覚えている。
やっと、自由になった…
そんなことを思っていたのだ。
バンコクの空は青く澄み渡っていた。
澄み渡ったかどうか知らんけど…
いや、マジで離婚したら?
遠距離夫婦生活で、このザマはありえへんで。
まぁ…な。
その後、BTSのモーチット駅まで行き、そっからバスでドンムアン空港まで行った。
タクシー代の3分の1程度の交通費だった。
所要時間は、タクシーと比べて30分ぐらい余計に時間がかかったかな。
諸悪の根源は、結納金未払いにあると思う
思い返すと、今回の訪タイでtadがタイ人嫁ちゃんから喰らった罵詈雑言をモラハラと表現するのが適当なんかどうかは置いといて…
とにかく、辛かった。
早く、タイ人嫁ちゃんの実家というテリトリーから脱出したい!
その一心で、本来のバイバイ予定時刻を2時間以上繰り上げたわけやからね。
国際通い婚という超イレギュラーな夫婦形態を取る、tadとタイ人嫁ちゃんの場合、名残惜しみながら、ハグしつつ…
なんなら、接吻しつつ…
それぐらいの離れ離れになることを辛く苦しいことと思わねばならんのに…
バイバイして、心が解放されたぁ!
って、こんな心境の時点で、もうアカンやん。
そんなことを思いながら、ドンムアン空港に到着し…
腹ペコだったtadは早々にラウンジに行き、プライオリティパスを利用して…
タダ飯とタダ酒を楽しんだ!
こんな感じのタイ料理とシンハービールを常夏のバンコクで楽しむのが、俺にとっての楽しみであり幸せだったのに…
結婚したことで苦しみを味わっとるやんけ!
そんなことを思いながら、シンハービールを数本ほど飲み干した。
まぁ…
とはいえね…
tadが完全に潔白の身で、タイ人嫁ちゃんの性格が終わってるのかと言えば…
そんなことは、ないんよね。
双方にやっぱり言い分はある。
タイ人嫁ちゃんの言い分としては…
- tadの子どもっぽい言動
- 細い身体つき
- いつも同じな服装
- おかまっぽい歩き方
上記のような証理由でギャーギャー喚き散らかすわけだが、これらは、真の理由ではないのだろう。
結局、諸悪の根元は…
tadの経済力の無さだ!
そう、tadが金欠であることで、タイ人嫁ちゃんはイライラが止まらないのだ(と思う)。
もっと具体的に言えば…
結納金200万バーツ(約680万円)をキャッシュ一括で払えなかったことから歯車は完全に狂ったのだ。
この金欠っぷりって、何って…
借金だよね。
そう…
借金により、タイ人嫁ちゃんとの夫婦生活は、ちゃんと破滅に向かっている。
そして、tadの人生もちゃんと破滅に向かっている。
借金を隠して、勢いで国際結婚した、しっぺ返しが、いよいよ本格的に襲いかかってきた。
そんなチェンマイ旅行がメインの訪タイだった。
いや、何を今さら…
分かってたことやん。
・・・。
てか、結局、離婚すんの?
いや、それはまだ…
そうか…さらに転落するというわけやな。
いや、それはまだ分からんぞ!
まぁ、乞うご期待やな。
・・・。
✅2020年1月時点
借入残高・・・652万円(うち友達からの借金170万円)
積立預金・・・716万円(うち仮想通貨6万円)
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