多重債務者で、毎日借金返済のことで頭がいっぱいの人も借金をし始めたころは、1万円程度の少額の金額をドキドキしながら借りたと思います。
18歳になりクレジットカードを作れる年齢に達し、キャッシングができるような身分になったわけです。
キャッシングを始めたころは、翌月には一括返済し利息が発生しないように意識していたものですが、何度もキャッシングするうちに一括返済することを諦めて、リボ払い返済するようになり…
気が付けば、とてもじゃないけど返済できるような借金ではないという額になっている!!
そんな多重債務者は、なんぼでもいるんですよね。
そんな借金地獄に苦しむような人生を送らないために、多重債務者予備軍のあなたにむけて記事を書きます。
ちょっとお金が足りないから1万円だけ・・・
借金地獄に陥る人は、誰しも自分が、将来カードローンのリボ払いによる返済で地獄をみるなんて、微塵にも考えていないんですよね。
でも、いま現在、必ず世の中の一定数は借金で常に金欠状態で毎日が不安!!という人がいます。
tadが職場から最寄りの駅までの道中に消費者金融のエース的存在である【アイ〇ル】があるんです。
アイ〇ル前を歩くほんの一瞬のタイミングでも2週間に1回ぐらいのペースで、アイ〇ルから出てきたり、アイ〇ルに入っていくやつれた中年のおっさんを見ます。
この多重債務者さん達が、消費者金融(サラ金)の養分となり、利益に貢献しているんですよね。
ちなみに、アイ〇ルの並びには、某地方銀行のATMコーナーがありますが、利用客を見たことがありません。
地方銀行の利用客より消費者金融(サラ金)利用客のほうが明らかに多いですし、儲かっているんでしょうね。
だから、テレビCMでも、バシバシ消費者金融(サラ金)CMが流れるんです。
すごい時代ですよ~
ほんまに借金地獄で辛そうな顔つきをしていますね。
でも、自分でまいた種ですから仕方ないですよね。
この人たちも初めて借金をしたときは、20代で、こう思ったはず…
ちょっとお金が足りないから1万円だけ・・・
そう言いながら、翌月、耳をそろえて、きっちり返済したんですよね。
おそらく、あなたも借金をし始めた時はそうだったはず。
給料日前で、預金口座に残高ないけど、飲みに行きたい…
ちょっと、キャッシングっていうの利用してみるか…
うぉ!!1万円でてきた!!
すげーー
このクソみたな感動のために、人生を棒に振ってしまうと思うと辛すぎます。
どんな多重債務者も借金デビュー時は、マジメに返済する
多重債務者、借金野郎のtadは大学時代(21歳)に初海外旅行の際、現地でカード払いやキャッシングを利用しました。
特にキャッシング時は、かなり後ろめたさがありましたが…
金が無いと遊べないじゃん!
ということで100ドルをキャッシングしました。
※ちなみにこのときは、ラスベガスとその周辺部を旅行しました。
ツアー等を一切利用せず全て自分たちで行動しました。
このラスベガス旅行でトータル10万円のショッピング枠およびキャッシング枠を使いました。
このとき、バイトのシフトを入れまくったり、節約したりして翌月10万円を一括返済しました。
20代で借金に苦しんでいるあなたも初カードローンの返済は一括返済したはずです。
しかし、カードローンを利用することに対して、免疫ができてしまうんですよね。
カードローン利用時、何も感じなくなったら、おしまい
一度、口座残高不足による純粋な借金としてカードローンを利用してしまうと、絶対に2回目、3回目と利用し続けることになります。
利用回数が増えれば増えるほど、カードローンを利用することに対する後ろめたさは薄れていきます。
そして、翌月一括払いができなくなるタイミングが訪れます。
まぁ、給料は毎月もらえるし、ボーナスあるし、問題なし!!
今は、リボ払いで払える分だけ払って、社会人になったら給料も増えるし一気に返済できるわな。
多重債務者で借金地獄に苦しむ33歳のtadもまさにリボ払いを始めたときは、こんな気持ちだったな~
なつかしぃ…
借金に対する免疫が、順調に育まれ、カードローンを利用する自分自身を正当化し、借入残高がゴリゴリ増えていきます。
借金に対する免疫⇒借金をする自分を正当化⇒借金することに無関心となる
リボ払いが当たり前になると、返済していると思っているそのお金は、利息分への支払いです。
つまり、消費者金融(サラ金)やカード会社の養分であり収入となります。
そんなことは、お構いなしに、借入可能額が【0円】となると、借入可能額を増額したり、新たにカード会社や消費者金融(サラ金)と契約したりと、借金が増えていますね。
借金自体が増額するので、比例して利息も増額します。
多重債務者として借金に対して無関心だったけど、否応なしに意識せざるを得ないときが、やってきます。
ここで初めて悩むんですよね~
いや、これって完済できるの?
tadの経験から残酷な一言をお告げします。
できねーよ
経験上、わかります。
人間、精神的な病気である借金病にかかるとマジで治りません。
軽いアルコール依存症であるtadは、結婚した今もビールを飲むとタガが外れ、散財し2万円ぐらい一晩で使いります。
救いようがありません。
多重債務者も…
もう借金しない!!
完済人になる!!
口ではなんぼでも言えますが、人間、精神的な病気は治りませんよ…
tad自身も治らなかったので、30代で多重債務者として借金返済に日々、頭を抱えています。
俺は、もう自己破産して人生終わりなのかよ!!?
たった一つの多重債務者に意識してもらいたいこと
多重債務者が、まだ人生おわったと気づく前に、これだけは意識してもらいたい。
それは…
借金は、あなたのお金ではないということ
tadは、キャッシング利用可能残額があれば、安心していました。
それは、自分がお金を持っていると思っているからです。
また、他のカード会社からの審査に通過したときや、利用中のカード会社からカード利用可能の増額申請が通過したときも、安心を得ていました
冷静に考えたら、当たり前のことですけど、借金の額が増えているだけなんです。
でも、安堵してしまう。
これ、やばくないですか?
安心感を得るということは、結局、お金が増えたと思っているからです。
どうか気づいてください。
その新規カードローン申込や借入可能額増額申請は、その場しのぎをしているだけで、その副作用は人生を終わらすのに十分な借金であるということを…
tadは、タイ人と国際結婚したため今さらクレジットカードを手放せないため自転車操業中です。
しかし、独身の20代多重債務者さんは、借金は自分のお金ではないと気づき、これ以上に借入可能額を増やさないでください。
もっと早く知っておきたかった多重債務者救済制度【任意整理】
こんな制度があったとは…
そう、自己破産しなくても将来利息分の支払いが無くなり、借入した元金のみを返済すればいいという任意整理(債務整理の方法のうちの一つの手段)です!!
自己破産など裁判所を通じた公的なものではなく、あくまで弁護士(140万円以下の借金なら司法書士)と債権者であるクレジットカード会社や消費者金融との私的な交渉で行う債務整理の方法のひとつです。
任意整理については、こちらの記事を参考にどうぞ!!
➤借金返済に苦しむ20代の若者は、デメリットの少ない任意整理をしよう
自己破産のように借金がチャラになったりするようなもんではないけど、職場や家族などにバレる可能性が少なく、収入がしっかりある人でも行える制度です。
※収入がしっかりあり返済できると裁判所に判断されたり、単なる(ギャンブルや遊び金など)浪費による借金だと自己破産できないケースがあります。
上記のように、なんとなくのカードローンで作ってしまった借金をチャラにしたいと自己破産を考えても、tadが想定している読者モデルの20代サラリーマンなら自己破産できないと想定されます。
とにかく、世間にバレたくないから自己破産したくないし、ちゃんと勤めているから支払い能力はあんねん。
でも、毎月のリボ払い返済で元本は一向に減らず、利息支払いばっかりで終わりが見えない…
そんなあなたは5年間、信用情報機関に事故履歴(ブラックリスト)が載りますが、バカみたい利息を支払わなくて済む任意整理を利用するべきです。
ハッキリ言って、20代が遊び金やちょっとした数十万円程度の買い物をしたいがためにした借金なんて、死ぬ気で1年間返済のためだけに生活すれば完済できるんですよ。
でも、リボ払い返済により利息分の支払いが返済額の約半分を占めるため、借金自体が減らないんですよね。
借金の元金自体が減らないため完済というゴールが見えずにダラダラと返済しては、キャッシングをするという悪循環にはまってしまうので、時間だけが過ぎてしまいます。
時間が経てば経つほど、利息支払いが増えていくので、あなたにとって大損です。
そんなバカな支払いをするならサッサと任意整理をして、将来の利息をカットし借金の元金のみを返済するように動き出しましょう!
任意整理のデメリットととして、ブラックリストにあなたの任意整理を利用したという情報が5年間掲載されるため、この期間はクレジットカードを作れません。
でもね…
幸い日本は現金社会でありクレジットカードが無くても生きていけるので、多重債務者は絶対に任意整理するべきです。
※アマゾンでの買い物やネット上で予約した旅行やレンタカーなどクレジットカード決済しなければならないときは、デビットカードを使いましょう。
デビットカードもクレジットカードとほぼ同じ機能を持つものと考えていいので。
違いは、クレジットカードのように後払い(借金)ではなく、口座にある預金残高の引き落としにより支払いすることになります。
tadからの提案ですが、借金癖のある多重債務者であるあなたは、クレジットカードをハサミで切り刻み処分し、デビットカードのみを持つことをオススメします。
デビットカードなら借金できませんからね。
さいごに
20代で多重債務者となったあなたは、まだまだ人生のやり直しが効きます。
ただし、その条件は20代のうちにあなた自身がこのまま多重債務者状態のまま、これまで通り生活していたらヤバいと真剣に思うことです。
借金してモノが買えるなんて本来おかしいんですよね。
子供のころ、借金なんてできないから、欲しかったお菓子やおもちゃ、ゲームなど購入することを諦めましたよね。
それが当たり前だったんですよ。
なぜ、子供は借金できないか?
それは、物事の分別がつかないからです。
じゃあ、なぜ大人は借金ができるのか?
それは、自分の行動に責任を持てるし、物事の分別がつくと社会の一般常識として思われているからです。
しかし!!
いい大人が子供のように見境なくクレジットカードをバシバシ使用し後々、借金地獄に苦しむという子供のような大人がいるんですよ。
tadのようにね。
子供のように計画性が全くない大人にならないためにも、自分自身の行動をもう一度見つめ直す必要があります。
計画的がなく、なんとなくの勢いで…
ちょっと1万円だけキャッシング…
こんな愚かな多重債務者にならないよう自分の収入の範囲内で生活しましょう。
そして収入以上の買い物などは、諦めよう!
子供のころのように!!
おしまい
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